ワータ体質の食事法
<ワータ体質の人のための食事療法>
重性、油性、熱性で潤滑性のある食物をとり、量も多めでカロリーも十分にとる。
食品は、甘味、酸味、塩味のものを優先します。
暖かい食物、バターやオイルを加えて調理しましょう。
暖かく滋養になるような食物はワータの安定に適しています。
ワータに必要とされる塩、酸味および甘味というのは、ストレスの鎮静させ心を満足させる効果があります。
冷たいサラダ、氷で冷やした飲料、生野菜、青い(熟していない)果物はワータを乱します。
① 朝食
ワータの人は消化力がさほど高くはありません。特に胃腸の働きが鈍い朝は、気をつける必要があります。できるだけ暖かく消化の良いものを摂りましょう。できればコーヒーなどカフェインの強いものは避けた方が良いですが、どうしても飲みたい場合は、ミルクや蜂蜜などを加えてみましょう。
オススメの朝食
おかゆ、またはオートミール、ホットシリアル。オートミールやホットシリアルにはギーや蜂蜜を加えると良いでしょう。
②昼食や夕食
昼は比較的、消化力が活発になりますので、たくさん摂りましょう。油で調理されたスパイシーなメキシコ料理やインド料理が食欲を上げワータを整えてくれます。もともと消化力が高くはないので、夜は無理のない範囲で。食欲がなければ温かい野菜スープやギーを入れた温かいミルクで滋養をつけてください。
③間食
夕方近くに甘いお菓子(和菓子や完熟フルーツなどがオススメ)とともに暖かいお茶やハーブティを摂りましょう。暖かいミルクに蜂蜜や砂糖を加えてもOK
その際、ワータが乱れるようなカフェインの飲料は避けてください。また飴類はワータを乱すため、常用は避けましょう。
④その他
・野菜の取り方:蒸した温野菜や野菜スープなどが適しています。生のサラダはワータを乱すので摂りすぎには注意してください。
・果物は完熟した甘いものが適しています。未完の青い物は避けましょう。
・冷たい飲み物の代わりに暖かい飲み物やお白湯を取ってください。
・生のナッツや、バター(ギー)を積極的に摂りましょう。香辛料としてはシナモン、カルダモン、クミン、生姜、それと適度なクローブが良いでしょう。
ワータは秋と初冬に悪化し増えやすいので、どの体質の人もこの時期(秋と初冬)は上記の項目に留意して食生活を送ってみてください。