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体質別にみる味の加減

スリランカブッフェ
アーユルヴェーダでは、6つの味(甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味)をバランスよく
取ることを勧めています。

さらに、体質別(ワータ、ピッタ、カパ)別にどの味をより採った方が良いか、
どの味を控えめにすると良いか、ということを教えています。

例えば、
ワータ体質の人は甘味、酸味、塩味を摂るとバランスが整う
ピッタ体質の人は甘味、苦味・渋味を摂るとバランスが整う
カパ体質の人は辛味・苦味・渋味を摂るとバランスが整う

と言われています。

このように、自分自身の今の身体の状態(ワータ、ピッタ、カパ)がわかると、
6味の中でもどの味を多めに取ったらいいか、どの味を控えめにした方がいいかなど、
摂るべき味のバランスがわかるようになります。

しかし本来私たちは、このようなことを頭で考えなくても、
無性に食べたくなる味というものがあるはずです。

たとえば忙しく、あちこち移動しがちで疲れている時などは
酸っぱいものやしょっぱいものが欲しくなったり、
ストレスがたまって甘いものが食べたくなったりした経験があるでしょう。
このように無性に食べたくなる味がどんなものかを観察することで、
自分の身体の状態を知ることができるのです。

しかし!巷にグルメ情報が溢れていたり、
はたまたダイエットで○○制限の最中だったりと、
食べ物の情報で頭がいっぱいになってしまい、本当に自分の体が欲している味
がわからなくなってしまっている、という現代人の事情もあります。

ここはひとつ、食べ物の情報を頭から追い払ってみて、
体の声を聴いてみる訓練をしてみてはいかがでしょう?
普段から自分の体質や体調に興味をもって観察する癖をつけ、
身体が欲する味が自然とわかるようにしておくことも体調管理の一環です。