6 扉をひらく
人間関係において、私たちは多少自分を隠したり、つくろったり、飾ったりしています。
そのままの素で接することには抵抗を感じることもあるでしょう。
それは、これまでの人生の中でしかられたり、仲間外れにされたり、無視されたり、
いじめられたりした経験が少なからずともあり、
「こんなことを言ったら嫌われるかもしれない」「こういう時は黙っておいたほうが良い」など
生きてきた中で、あなたが作ったルールとか処世術といったものの影響を受けているからです。
ある意味、人生の学びとも言えます。
ところが反面、私たちは、このようなルールや判断(ジャッジ)や常識に、知らず知らずのうちにがんじがらめにされ、自分の才能を制限し、狭いところに押しやってしまっている可能性もあるのです。
あるいは、出会うべき人(運命の人)に出会うチャンスをフイにしているかもしれません。
私たちは、拒否されたり無視されたりするくらいなら言いたいことも黙っていよう、と
心を閉ざす方を優先してしまいます。
過去の恋愛で、あるいはもっと過去の両親とのコミュニケーションの中で、
「こんなに辛い(惨めな、恥ずかしい)思いをするくらいなら、もう心を開かない」と、
頑なに心の扉を閉ざしてしまっているのかもしれません。
でも安心してください。あなたが自分の事をどんなに評価していなくても、
どんなにたくさんの弱点や失敗や欠点を抱えていても、あなたが完璧な人間でないと思っていても、
「あなた自身を隠さない方が」絶対的にあなたに共鳴する仲間は多いのです。
どのような場所であれ、自分の今いる地点を受け入れることが大切です。
現時点でのあなたの価値はなんですか?
価値とは、あなた自身のこれまでの経験すべてです。
あなたが必死に悩み、落ち込み、もがいてきたもの全てです。
あなた自身を全部、全身全霊で発信してください。そして心の扉を開けて仲間を「招待」してください。
人間関係は「招待」に応じるものなのです。
<項目>
1 心の秘密
2 あなたの価値
3 人生の目的
4 あなたが手にしているもの
5 前進
6 扉を開く
7 許す
8 感情を感じる
9 真実が自由をくれる
10 過去を手放す
11 受け入れる
12 ネガティブ感情は全て幻想
13 空想の人生を生きていませんか?
14 「傷つく」とはどういうことか
15 信頼
16 人生を実現する
17 心の姿勢が方向を決める
18 家族の解放
19 役割と義務感
20 家庭内の役割
21 コミットメント
22 権力争いを癒す
23 愛の仮面をつけた犠牲
24 献身
25 信じたままが現実になる
26 ストーリーを捨てる
27 親密さ
28 喜びを味わう
29 誘惑(代用品という罠)
30 パートナーシップ